Cat's Eye Angels
2008年10月08日
21:28
こんばんわ ねこぬです^^
Atelier Cat's Eye Angels Productsのギャラリーに、キャッツのライブ・プロデューサー、ひろこさんの肖像画か加わりました。
最近お気に入りのアイリッシュスタイルで、コーディネイトしたひろこさんの姿をぜひご覧になってください^^
このところ、何人かの方に、肖像画ってどんなもの?って聞かれたので、ちょっとここに書きますね。
えと、基本はこれSSです。
SSをキャッツのスタジオで、照明と様々なポーズを使って、大体20〜30枚ほど撮影して、その中から最適な一枚をピックアップして、フォトショップで加工•レタッチをくわえます。
ある意味、フォトレタッチの世界なので、洋服作るよりは正しいアプリの使い方かも^^;
レタッチの内容は、SSやモデルさんによって様々です。写真のようなリアルさをだそうとすることもあるし、より、雰囲気を重視した方向で行うこともあります。
ただ、心がけているのは、あくまでモデルさんの肖像画ですので、あまりレタッチや加工が前面に出ないよう、ごく自然に見えて、それが肖像画としてインワールドの世界観になじむってことです。
インワールドではプロの写真家さんもたくさんいますし、ハイエンドのPCならかなり美しい画面で撮影することも出来ます。残念ながらわたしの環境ではビューワの設定はほとんど一番低い状況ですので、そういう機能だけでは、美しいSSは撮影できません。だからその、再現できないものをレタッチという過程を経て、生き返らせるともいえます。でも、どんなにハイスペックなPCで美しいロケーションで撮影しても、それはある意味切り取られたビューワーの一瞬でしかありません、それは写真としては非常に価値がありますが、レタッチという肉筆に近い加工をくわえることでもう少し奥深いものなったらいいな、もしかしたらモデルさんの内面とかそんなものまで表現できたらいいなと、いつも思っています。
また写真家さんがカメラワークや照明を駆使するのに対し、わたしはほとんどの場合、スタジオでの白バックに、照明1灯、構図はあまり特徴が出過ぎないように、どちらかというと古くさいアカデミックな構図に納めるようにしています。これは、作品がカメラによって生み出されたものであることを、できるだけ抑えたいという考えからです。カメラではなく、できるだけ、眼差しに近いもの、切り取られた一瞬ではなく、見つめて作られたもの、そうなるように今は敢えてこの形をとっています。
インワールドで再現できるテクスチャの解像度はそれほど高いものではないので、元のデータもそれほど大きなものでもありません。ある意味、リアルな写真から見ると、かなり粗っぽい画像ですが、その粗さがインワールドらしさでもあります。でもレタッチをしていて驚くのは、そんな粗さのある画像でも、ほんの少し手を加えることで、思いもよらない豊かな表情を浮かび上がらせることがあるということです。これは、決して設定の高いとはいえないSSでもその中にはとても大きな秘めた力を持っているということでもあり、やはりそこにはモデルさんという生きている存在があるからなのだと、わたしには思えます。
絵画とはまったく違う手法なので、肖像画と名乗ってしまうのは、実はちょっと抵抗があるのですが、SSであってSSでない、やはり一点もののモデルさんとわたしの間で生まれた作品として、この世界にあって、なにか意味のあるものになっていればいいなと、いつも思っています。
キャッツのアトリエは、見た目もあまりキレイではないですし、お店ほど入りやすくないかもしれませんが、いつでもどなたでも歓迎です。
ぜひ、お時間のあるときにご来場ください。
また、肖像画に興味がありましたら、nekonukoNakamoriまでIMを入れてみてください^^
Atelier Cat's Eye Angels Products
http://slurl.com/secondlife/Esta%20Noche/168/32/21